おもしろ実話
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弊社のホテル・旅館総合情報システム「ストーリーホテル・ストーリー旅館」をご利用いただいている施設様で本当にあった出来事を元に、実話シリーズとしてご紹介します。

第11回 今年の夏は暑い!

今年も暑い夏になりそうだと思いながら、営業担当のリーダーはオープンの準備をしているプールサイドに立っていた。去年の夏はとても暑くプールは盛況だった。しかしながら客の動向を予測できず品切れを起こしてしまったり、販売のチャンスを逃してしまったケースが相次いだ。天気ばかりはコントロールできないので諦めていた。しかし、昨年から導入したストーリーホテル・ストーリー旅館Escort*に少し期待を抱いているリーダーであった。

昨年導入したストーリーホテルは、インターネットから天気や気温の情報を取得することができるのである。夏のシーズン天気・気温・入込み状況を確認して準備することが可能になる。小売業の分野では1度温度が上昇すると商品の売れ行きが大きく変わることが証明されている。夏場だけの販売スペースにPOSまで設置することはできないために諦めていた。しかし、昨年くやしい思いをしながら天気と気温を登録してきたので、その統計データが活用できる。もちろん仕入先にも予報によって仕入品目と仕入量を調整できるように頼んである。

夏のシーズンは短い。だからこそデータを元に販売計画を立てタイムリーに仕入の対応をする。これまでは、小売店のように大掛かりなしくみを導入しないとできないと考えられていたことが、ちょっとした工夫と日々の積み重ねでできるので営業担当リーダーはそれだけ期待しているのである。

夏以外でも便利な機能があると感じている。リーダーの施設はそれほど多くはないのであるが、婚礼のお客がある。年間30〜40組程度だ。この組数だと専用システムを導入するほどではないし、かといって全く仕組みがないのも困ってしまう。ストーリーホテル・ストーリー旅館Escort*は、日帰りの宴会や婚礼、パーティーといった予約も管理できる上、精算まで可能になっている。婚礼専用システムのように精算時の両家分けや外注品の手配までは備えてはいないが、予約を管理し、フロント精算をすることができるのでそれで十分である。両家按分精算機能までは無いものの、請求領収書を制限無く分割できるので重宝している。また、列席者の見込み客(同級生)なども「同伴者」として登録しておけば、顧客管理もできてしまう。信南情報システムの営業も年間100組程度までの婚礼であれば、十分対応可能である言っていた。さらに、婚礼予約を管理する上で必要なカレンダーの六輝も表示されているので手帳など確認する必要もなくなった。婚礼専用施設では実現しにくい結婚記念日の宿泊やお食事などリピートにも期待が膨らむ。

宿泊の予約・フロント会計・顧客管理は十分機能している上に、付帯施設の運営をサポートする資料を出すことができたり、宴会・婚礼に関する予約・フロント会計・顧客管理・売掛管理も連動してできるので、宿泊システムの導入で2倍くらいのお得感がある。リーダーはもっとうまい使い方があるのではないかと思っている。問合せをするといつも業務と技術に詳しい担当が対応してくれるので安心している。先日は、祝日や日曜日に電話しても導入・開発担当の人が対応してくれた。

*Escort : Conseilの旧バージョン

[ 活用されていた機能 ]
■カレンダー台帳の天気、気温記録機能。
■カレンダー台帳の六輝表示。
■時間別台帳で宴会場、婚礼会場、控え室などを管理できる。

[ 活用のポイント ]
■当日が過ぎてしまうと忘れがちで重要性も失われてしまいそうな天気と気温をこまめに登録した。
■宴会・婚礼専用システムまでは期待せずに使える範囲で宴会・婚礼の管理をした。
■請求領収書の無制限分割機能(理論的には1予約の請求領収書を1万枚に分割できる)。


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